若冲

伊藤若冲の素晴らしさ

伊藤若冲の動植彩絵の細密描写の牡丹小禽(ぼたんしょうきん)の絵画テレビを拝見しました。

 

 色彩の艶やかさと、細部まで手抜きがなく、丹念に作りこまれている素晴らしさに、胸をうたれました。

 

 この絵には、25種類の絵の具が使われており、絹糸の画面に描かれています。

 

 伊藤若冲の素晴らしさは、色の使い方にあります。さまざまな色を作り出すための、工夫が素晴らしさの一つであるといえます。

 

 例えば、「紅葉小禽図」(こうようしょうきんず)を例にあげると、

紅葉の落ち葉の色を塗り分けるための工夫が見られます。

 

1白い色(胡粉を絹の裏から塗る。)

2表から裏の色の上に白を重ねる(表と裏の色を同じ色に塗るのが基本、絵の具の強度を増す役割も兼ねる。)

 

1と2の上から色を重ねたり、表を赤、裏から橙、裏からふちなしの赤、裏から黄色、裏から黄色を薄く。

 

裏のみ赤色、裏のみ黄色のように変化をつけています。このように色にバリエーションをつけ、もみじの葉の色に変化つまり、個性を持たせている。

 

 このように、色に対する探究心が若冲の作品に見て取れます。この色を作り出す方法に色々な工夫が奥深く、見ているものを引き込む力の魅力になっているところに感銘を受けました。

 

 まだまだ素晴らしい若冲さんの作品があるので、また次回に書きたいと思っています。